豪華メンバーが連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「読売新聞社杯GI全日本覇者決定戦開設71周年記念競走」は8日に優勝戦が行われた。3コースから発進した2号艇の長田頼宗(38歳=東京)がマクリを決めて1着。2018年の平和島周年以来、自身2回目のGIタイトルを手にした。今年の優勝は5回目。
===
進入は132/456。
ピット離れのいい3号艇・湯川浩司が優勝戦もインを狙ったが、1号艇の深谷知博も抵抗。これで起こしが深めになった。長田はそんな2人を横目に、マイペースに3コースに構えた。スリットは湯川がコンマ22とヘコみ、深谷にとっては壁役がいない状態。3コースからコンマ11のスタートを決めた長田が内2人を一気に飲み込んで1マークを先制。この展開に、4号艇の新開航、5号艇の前田将太、地元の巧腕2人がマクリ差しで切り込んできたが、エース24号機に乗る長田が両者を振り切り、歓喜のゴールラインに先頭で飛び込んだ。
「中途半端なマクリでは飛ばされるので、覚悟を決めてマクリにいきました。モーターとボートのおかげで優勝できました」。レース後は笑顔が弾けた長田。
GIタイトルは2018年平和島周年以来2度目。
「今年は江戸川周年(優勝戦1号艇)を取れなかったり、GIから遠ざかっていたけど、今節はいいモーターを引いてチャンスだったので気合いが入っていました。結果を残せたことが自分にとって大きいです。ウィニングランは多くの声援でウルッときました。若松で優勝できて良かったです」
久々のビッグタイトルを手にし、近況のイヤな流れを変えてみせた長田。勢いのまま、ほぼ休まずに追加参戦の大村周年(10日前検)へと向かった。
===
※この文章を他のホームページ等へ、無断転載することを禁じます。
(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
---|
枠 | スリット | ST |
---|