若松ボートの「ルーキーシリーズ第9戦植木通彦フェニックスカップ第24回スカパー!・JLC杯」は16日に優勝戦が行われ、2号艇の藤原碧生(24歳=岡山)が2コース差しを決めて快勝。今年3月に浜名湖でデビュー初優勝を飾った新星が、早くも今年3回目の優勝と勢いに乗っている。
===
優勝戦進入は123/456。
インの原田才一郎と、3コースの津田陸翔に挟まれた2コース戦。スリットではこの2人より後手を踏んでいた藤原だが、1マークは先マイした原田が懐を空けており、そこにしっかりと差しを入れた。
「無我夢中でした。差さってビックリしています。スリット先行されたので、波にハマらないように旋回しました」。確かなハンドルさばきで上手く抜け出し、この混戦を制した。
レース後は、若松名物ビクトリー花火に照らされながら、笑顔でウィニングラン。平日夜にもかかわらず集まった多くのファンに手を振った。
最近はペラ調整に行き詰まっていたらしいが、「前走の児島でなんとなく掴み、今節はそれが出来たことが良かった」と明るい兆し。
今月からA1級に昇格。将来を嘱望される24歳は、今年3月に浜名湖でデビュー初優勝を飾ると、6月児島、そして今節で3V。いよいよ花開いてきた。
「今期はA1級をキープして、ヤングダービーもありますし、GIも勝てるように頑張ります!」
===
※この文章を他のホームページ等へ、無断転載することを禁じます。
(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 5217 | 藤原 碧生 | 1'50"5 | 差し |
2 | 1 | 5028 | 原田 才一郎 | 1'51"9 | |
3 | 3 | 5222 | 津田 陸翔 | 1'54"7 | |
4 | 6 | 5212 | 西川 拓利 | 1'54"9 | |
5 | 5 | 5150 | 坂本 雄紀 | ||
6 | 4 | 5160 | 藤森 陸斗 |
枠 | スリット | ST |
---|---|---|
1 | .10 | |
2 | .15 | |
3 | .08 | |
4 | .11 | |
5 | .11 | |
6 | .19 |