若松ボートの「中間市行橋市競艇組合施行52周年記念競走」は20日に優勝戦が行われた。2コースからトップスタートを切った2号艇の村松修二(30歳=広島)が、インの白井英治をマクリで沈めて快勝。今年4回目、当地では嬉しい初優勝を飾った。
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会心の一撃で、強敵を沈めた。
インの白井がコンマ14、2コースの村松がコンマ08でスリットを通過。注目の1周1マーク。村松は迷いなく、猛スピードで握った。大本命・白井に浴びせる強烈ジカマクリ。あっという間だった。黒い勝負服が、白の勝負服を飲み込む。この1マークで勝負は決まり、村松は先頭を独走した。
「これしかないと思って、ずっとイメージしていました」。狙っていたマクリでの勝利だった。
「風が強かったので、全速ターンのリスクは高かったけど、しっかり舟を押さえれて良かった」。夜になって強く吹きはじめた追い風。不安もあったが、若き勝負師は1マーク思い切り攻めて、見事に優勝を掴み取った。「若松でずっと優勝したかったので嬉しいです」。当地は待望の初Vに笑みがこぼれた。
舟足は「今日が一番良かった。伸びがいいエンジンだったので、出足よりも伸びをしっかりつける調整ができました」と胸を張った。伸びを生かしてマクリ一発は見事だった。
これで今年4V。「近況はF休みがあり、リズムに乗りきれていなかったけど、これをきっかけに頑張りたい。全部優勝したいです!」と力強く意気込む。
次走は鳴門一般戦へ。その後、三国周年、丸亀周年とGIレース連戦予定となっている。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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