若松ボートの「若松夜王シリーズ第2戦唐十杯個性派王決定戦」は1日に優勝戦が行われた。1号艇の前田将太(34歳=福岡)がインからコンマ11の好スタートを決めて1マークを先マイ。マクリも差しも寄せ付けない逃げを決めて先頭独走。1番人気の期待にしっかりと応え、今年7回目の優勝を見事に飾った。
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進入は123/456。
外3艇が早い踏み込み(6号艇はF)だったが、1号艇の前田もコンマ11の好タイミングから伸びていって1マークを先マイ。握ってくる相手らを寄せ付けずに1マーク先マイ。バック直線で単独先頭。そのまま独走で周回を重ね、ゴールラインを駆け抜けた。
「最近にないくらい、いい仕上がり」という強パワーの1号機モーターを相棒に、シリーズを牽引。プロペラは初日に叩いてから、その後は何もしていないという。終わってみれば11戦7勝オール3連対の成績で、優勝候補筆頭がその強さを見せた。当地は今年だけで3回目V。若松の前田の安定感は圧倒的だ。
これで今年の優勝数は自己最多を更新する7回目。来年のSGクラシック出場へダメ押しとなる1勝にもなった。前田は「最近はリズムを落としていたので、この優勝でまた流れを変えることができれば」と冷静に振り返った。前走の江戸川一般戦では予選敗退と苦戦していたが、地元若松でリズムアップに成功した。
次走は児島一般戦に出場予定となっている。
ちなみに、この1号機について「注目していいと思います」と前田は太鼓判を押していた。優勝戦翌日に更新された自身のインスタグラムでも「#若松の #1号機 #えぐい」と、そのパワーを振り返った。3Daysボートレースバトルトーナメント(10月8日開幕)でも、このモーターを使う選手は初日から要チェックとなりそうだ。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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