若松ボートの「ミッドナイトボートレース第3戦マンスリーBOATRACE杯」は13日に優勝戦が行われた。エース7号機に乗る5号艇の寳田亮治(53歳=福岡)が5コースからコンマ02の鋭いスタート。1マーク先マイする1号艇の山田康二の懐に冷静なマクリ差しを決め、見事に優勝を飾った。優勝は2006年1月以来、16年8ヶ月ぶりとなった。
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寳田に始まり、寳田に終わった。
初日オープニング1R。他5人を圧倒する展示タイムを出し、4コースからマクって勝利。開幕戦を制しピットに引き揚げてきた寳田の表情はいつもの若松では見ない明るさが漂っていた。これから始まる快進撃を予感させた。
直線がパワフルなエース機モーター7号機を相棒に、初日は連勝発進、その後も大きく調子を崩すことはなくベスト6まで勝ち上がっていく。そして優勝戦。5コースからコンマ02の気迫の踏み込みから内に締めていき、先マイにかける1号艇の山田をマクリ差しで仕留めた。「エンジンはバテてきたかな」と話していたが、それでも足は強く、また冷静なマクリ差しハンドルも光った。
優勝は2006年1月の芦屋以来、16年8ヶ月ぶりとなった。レース後は関係者からの拍手などで温かく迎えられ祝福されていた。「この歳で勝てるとは思っていなかったです。夢みたい」と喜びを噛み締めていた。
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(文:吉川)
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