女子レーサーが連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「ヴィーナスシリーズ第15戦マクール杯ナイトプリンセスカップ」は10日に優勝戦が行われた。予選トップ通過でシリーズを引っ張ってきた1号艇の平高奈菜(34歳=香川)がコンマ06のトップスタートを決めてイン逃げ快勝。今年6回目の優勝を飾った。
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進入は123/456。
V本命・平高が、インからコンマ06のトップスタート。「スタート特訓から出て行く気配がありました」という足は力強かった。主導権を誰にも渡さずに1周1マークを先取り。マクリも差しも抑えて、イン逃走一気。1マークで決着をつけて、先頭独走となった。
レース後、「ホッとしました。回転が上がり過ぎで不安もあった」と苦笑いも見せた平高だったが、期待に応える圧巻の逃走劇だった。
これで今年6V。来年のSGクラシックを当確づける大きな勝利となった。「優勝5回が自己最高だったので、更新できて良かったです」と胸を張った。
若松水面では通算4V。前回9月のオールレディースJALカップでは優出5着と敗れた。乗り心地など調整面で苦手意識も出てきていたというが、今回はリベンジを果たした。
今後は丸亀周年、多摩川レディースチャレンジカップ、鳴門BBCトーナメントに出場予定。「大好き」という九州で勢いをつけて、晩秋の記念戦線へ向かう。
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(文:吉川)
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