若松ボートの「ナッセ杯」は26日に優勝戦が行われた。1号艇の井口佳典(45歳=三重)がインからコンマ12のスタートを決めて1マークを先マイ。3コースから握ってきた江夏満を振り切って1着。今年5回目の優勝を飾った。若松では4回目。
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進入は123/456。
2、3コースの桑原悠、江夏がコンマ09だったが、インの井口もコンマ12のスタートを決めた。主導権を渡さずに1マークを先マイ。ターンマーク際を綺麗に、隙なく回っていく。さすがだった。マクリも差しも封じてバック直線で先頭へ。追ってくる江夏との差を周回ごとに少しずつ広げていって独走ゴール。今年5回目の優勝を飾った。
レース後のウィニングランでは、水面側の多くのファンに手を振り、お辞儀しながら、丁寧にボートを走らせ喜んだ。若松水面では4回目の優勝。2連率などの数字は目立たない41号機モーターだったが「プロペラ調整をやって、舟足はいい状態にできたと思います」。底上げしていき、しっかりと結果を残して多くのファンの期待に応えた。
7日間のロングランだった今シリーズ。予選トップの座は、序盤に5連勝の快進撃を見せた榎幸司に譲ったものの、榎は後半失速、準優勝戦で消えた。予選2位だったが、準優などの勝負所できっちりと勝って見せる井口が優勝戦1号艇を掴み、終わってみれば、今節開幕前から断トツのV候補に見られた男が最終日に笑った。
3日目(22日)に45歳の誕生日を迎え、マスターズ世代へ。来年4月に若松で開催するGIマスターズチャンピオンに走ることになれば、また若松のファンを大いに沸かせてくれそうだ。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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1 | 1 | 4024 | 井口 佳典 | 1'50"1 | 逃げ |
2 | 3 | 4136 | 江夏 満 | 1'50"9 | |
3 | 5 | 4043 | 桐本 康臣 | 1'53"3 | |
4 | 6 | 4856 | 豊田 健士郎 | 1'53"8 | |
5 | 2 | 4497 | 桑原 悠 | ||
6 | 4 | 4148 | 枝尾 賢 |
枠 | スリット | ST |
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