女子レーサーが連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「ヴィーナスシリーズ第4戦マクール杯ナイトプリンセスカップ」は29日に優勝戦が行われ、2号艇の藤原菜希(36歳=東京)が2コース差しを決めて優勝を飾った。優勝は今年2回目、当地では初。
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進入は123/456。
2コースからコンマ09。藤原が1人だけゼロ台のトップタイミングでスリットを通過。様子を見ながらだったようだが好スタートだった。細川に「プレッシャーをかけれると思った」と藤原。1周1マークはその細川のターンが流れていき、そこに藤原が渾身の差し。「いいターンだったと思います。細川さんに負けずに足は良かったです」。バックで細川の内に入り、2マークを先マイ。外から細川が豪快に握ってきたが、ここも藤原は踏ん張った。2周目ホーム直線で並走。続く1マークを先取り。細川はバランスを崩して後退。黒と白の首位攻防戦は、藤原に軍配が上がった。
ピットに戻ってくると、同じ支部のメンバーらに迎えられ表情も緩んだ。「嬉しいです」。今節一番の笑顔を浮かべた。
9戦5勝オール3連対。「回り足も伸び足も、全部が上」という55号機モーターを相棒に連日活躍。優勝戦で藤原が出したタイム(1分48秒6)が、今節の一番時計となっていた。
優勝は今年2回目。通算では4回目。「自分のペースでしっかり走っていこうと思います」。そう話し、若松ピットを後にした。次走は多摩川ヴィーナスシリーズへ向かう。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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