「鬼足でした」塩田北斗 今年4V！

　若松ボートの「若松夜王シリーズ第3戦サッポロビールカップ福岡県内選手権」は28日に優勝戦が行われた。強力パワーの1号艇の塩田北斗(36歳=福岡)が1マークをイン先マイ。マクリ差し狙った3号艇の竹井貴史を振り切り、今年4回目の優勝を飾った。

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　1マークは竹井の鋭いマクリ差しが、塩田の懐を襲った。③ー①かと思う1マークだった。だがバックストレッチで塩田が伸びていき、竹井を抑え込み、2マークを先取り。ここで竹井を振り払って単独先頭へ。軍配は塩田に上がった。

　レース後、ヘルメットを取ると、対岸大画面のリプレイ映像を見つめた。

「竹井には差されていたけど、(35号機が)今日はすごく良くて、鬼足でした。良すぎて逆に緊張するくらいでした。」

　竹井も渾身の一発を打ち込んできたが、鬼頼もしい相棒とともに、Vは誰にも渡さなかった。

　これで今年４回目の優勝。来春はここ若松でSGクラシックが開催される。今年の優勝目標は「あと２回狙います。」と本人も意気込んでいる。6V到達となるか。

　12月は鳴門のG Iと、蒲郡・江戸川の一般戦に出場予定。今年もあと1ヶ月。全身全霊をかけて、優勝を取りにいく。