優勝戦回顧

12R  優勝戦

11戦10勝！ 西山貴浩 準完全V

　地元選手たちが連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「日刊スポーツ杯お盆特選競走」は20日に優勝戦が行われた。人気を集めた1号艇の西山貴浩(37歳=福岡)がイン逃走を決めて快勝。11戦10勝、2着1本の圧巻の成績で今年3回目の優勝を飾った。当地は9回目。


　地元選手たちが集まるお盆戦優勝戦。1号艇には西山貴浩。それならばと、平日だろうと、水面際にはビッシリと大観衆が詰めかけた。注目が集まる中、断トツの人気を背負った白カポックがイン逃走を決めた。

「プレッシャーは半端ではなかったです。足は良かった。今日も押してました。いやー、ホッとしました。これで解放ですわ。」

　舟のかかりは過去一番かもしれないという強力な出足。しっかりとしたスタートも決めた。隙はなかった。

　ズラリと白星を並べて圧巻の11戦10勝、2着1本の準パーフェクト。他を寄せ付けない成績だった。若松は今節からチルト3度解禁。伸び型の選手が外から西山に一発パンチを決めてやろうと襲いかかってきたレースもあったが、決して1着は渡さなかった。常に人気を背負うこの男は大本命の仕事を連日果たした。

　次走は SGボートレースメモリアル(丸亀)へ。全国各レース場が推薦する実力者たちが集まる。

「(地元若松への思いは)僕が一番強い。メモリアルは若松代表で行くので、しっかりと結果を出したいです。中田達也のことも思い出しながら、僕の応援もよろしくお願いします。頑張ります！」