中田元泰イン速攻 今年初V 若松ボートの「にっぽん未来プロジェクト競走in若松」は12日に優勝戦が行われた。人気を背負った1号艇の中田元泰(38歳=香川)が期待に応えるイン速攻を決めて、今年初優勝を飾った。当地では昨年3月以来2回目。 中田に始まり、中田に終わった。 初日のドリーム戦。3コースからのマクリでインを撃破し快勝。初日連勝発進。このドリームで出したタイム1分51秒。これが結局今節の一番時計となった。 新ペラでも節一にまで仕上がった37号機モーターを駆り、戦線をリード。予選トップ通過を決め、準進1号艇→準優1号艇で勝利をおさめ、優勝戦1号艇へ。ラストもインからマクらせず差させずの逃走で他艇を黙らせて完勝。長い長い7日間を駆け抜けた。 安定の中田だが、ヒヤリとしたのは5日目準進戦か。インからコンマ19スタート。1マーク先マイするも、2コースの新田智彰に差された。2マークで抜き返してみせたが、ピットに戻ってくると“しまった!”といった表情を見せた。ただ、翌日の準優勝戦は修正する。インからコンマ09と鋭く仕掛けてイン逃げ完封勝利。奇しくもまた2コースに並んだ新田を退けた。2夜連続で隙は見せない中田だった。 優勝は意外にも今年初。通算では15回目、若松は2回目(前回は昨年6コースからのV)。「いい足でした。インから優勝できて良かったです。今年は優出までは出来ているので、優勝を増やせるように頑張りたい。」 近況はプロペラ調整で苦労していた様子だが、好相性の若松水面でリズムアップに成功。次は地元丸亀で2節連続Vを狙う。