12戦11勝の山田哲也 全24場制覇! 若松ボートの「唐十杯」は1日に優勝戦が行われ、1号艇の山田哲也(41歳=東京)がイン速攻を決めて快勝。12戦11勝の準パーフェクト。若松では初優勝で、これで史上38人目となる全24場制覇を達成した。 ドリーム戦を大外からマクリで勝利。上気した頬でピットに引き揚げてきた山田。初日を連勝発進。24場制覇へ、気合いがみなぎっていた。 2日目からも怒涛のピンラッシュ。今節平均S 0.11と自慢のスタートも快調だった。予選トップ通過から準進1号艇、準優1号艇と王道を突き進んで優勝戦は1号艇。ここもインからコンマ06S。「自分のスタートに集中していました」。会心のトップスタート。1マークは他艇をまったく寄せ付けない逃走を決めて完勝。嬉しさからゴールラインは自然と右手があがった。史上38人目、24場制覇を成し遂げた。 全国で若松だけはVに縁がなく、偉業達成まで足踏みが続いていた。もどかしさから解放された。「ホッとしました。嬉しいです。40歳を過ぎて、これからそんなにチャンスはないと思っていましたし、今節で決めたかった。舟足はいい仕上がりでした。(準完全Vは)出来過ぎましたね」 今年は3回目V。次走はすぐに5日から尼崎一般へ。その後も江戸川G2、浜名湖一般と今月も忙しくレースが続く。「これからも期待に応えられるように精一杯走りたいです。来年の若松SG(ボートレースクラシック)で戻って来られるように頑張りたい」と話し、帰路へとついた。