優勝戦回顧

12R  優勝戦

今井貴士イン逃走 今年初Ｖ

　地元選手が連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「スポーツニッポン杯GW特選競走」は30日に優勝戦が行われた。インからトップスタートの1号艇の今井貴士(39歳=福岡)が逃げを決めて快勝。今年初優勝を飾った。若松のGWシリーズは初制覇。

　ドリーム戦は5号艇だった今井だが、5コースから目の覚めるようなマクリ差し一閃。初日連勝で最高の船出を決め、予選を2位通過。準優勝戦10Rを勝って優出成功。すると準優11Rで予選1位の前田将太が勝ちきれずに、今井に優勝戦1号艇のイスが用意された。

　流れは今井へ。これを無駄にはしない。優勝戦はインからトップスタートを決めた。外のマクリを受け止めて逃走一気。「V戦メンバーの中で伸び足は劣勢」と、機力は十分ではなかったが、気合いのスタートとインモンキーで優勝を掴んでみせた。

「地元では何回優勝しても嬉しいです。スタートは見えていたし、先に1マークを回れば大丈夫と思っていました。今節はA1級の勝率が目標だったけど、まさか優勝までとは」と目を丸くした。

　A1勝率は無事キープ。勝負駆けに成功し、Vも持って帰る。最高のゴールデンウィークとなった。