若松ボートの「唐十杯」は5日に優勝戦が行われ、強力モーターの14号機に乗る1号艇の前沢丈史(35歳=東京)が優勝を飾った。5号艇と6号艇の前付けで深い進入になりながらも、インからコンマ09のスタートを決めて押し切った。優勝は今年3回目、当地では2回目。
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14号機。前回使用者は田頭実、お盆シリーズだった。前検日に田頭が引き当てると、西山貴浩が「今節は田頭カップだ」と話したらしい。田頭は白星を量産し、準パーフェクトで優勝していった。
その注目機。今節は前沢が手にした。強力モーターと、A1級の乗り手が組んだ。
前沢のシリーズとなった。
初日ドリーム戦を、センターからのマクリを決めて快勝。伸びる伸びる。その後も白星を増やしていく。勢いは止まらない。結局、11戦8勝の圧巻の成績で、優勝戦の1枠に座った。
外枠の地元両ベテラン、今村暢孝と大神康司が前付けに動いてきたが、インは譲らず。深い進入もなんの。コンマ09のスタートを決めた前沢は、1マークを先マイ。マクリも差しも許さず、堂々と逃げ切った。「80m起こしでも伸び返していたので、先に回れば大丈夫と思っていました。今日が一番の仕上がりでした」。レース後、落ち着いてそう話した。
優勝はこれで今年3回目。当地では2回目。12戦9勝の活躍だった。
次走は桐生GIへ向かう。
14号機の次の乗り手もまた注目だ。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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