若松ボートの「GIIIシャボン玉石けん杯」は6日に優勝戦が行われ、2号艇の平尾崇典(49歳=岡山)が優勝を飾った。2コースから握っていき、バックストレッチでは4番手にいた平尾だったが、2マークを先頭で回った1号艇の今垣光太郎が失速している間に、差しを決めて大逆転。今年初、当地は7回目の優勝となった。
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1周2マーク。
1、4、5、6号艇の引き波を越えて、黒のカポックが最内に差し込んだ。
先頭で回った1号艇はキャビって失速、4号艇と5号艇はもつれていた。6号艇を回して、4本の波を越えて、平尾が躍り出てきた。多くの引き波もなんの、力強い足だった。立て直す1号艇の今垣をホーム直線でつかまえ、2周1マークを先マイして先頭へ。形勢はひっくり返り。一気に主導権を掴んだ平尾は、トップを守り、優勝のゴールラインへと駆け抜けていった。
劇的逆転勝利。スタートはコンマ24の最も遅いタイミング。1マークは外を握っていき、バックでは後方に置かれた男が見事蘇った。「1マークは作戦です。足は良かったです」。2マークは展開の味方もあったが、相棒の強力7号機のパワーは光った。相手の一瞬の隙を見逃さない百戦錬磨の平尾の差しハンドルもさすがだった。
優勝は今年初。若松では7回目。好相性水面で弾みをつけて、次走は蒲郡周年、マスターズ(三国)とGIレースが続く。「これからも一走一走、一生懸命走ります」。次はGI水面で、平尾の走りに注目だ。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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1 | 2 | 3822 | 平尾 崇典 | 1'49"5 | 抜き |
2 | 1 | 3388 | 今垣 光太郎 | 1'51"2 | |
3 | 5 | 4566 | 塩田 北斗 | 1'52"0 | |
4 | 6 | 4193 | 郷原 章平 | 1'53"0 | |
5 | 3 | 4436 | 渋谷 明憲 | ||
6 | 4 | 4006 | 小野 勇作 |
枠 | スリット | ST |
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