地元選手が連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「日刊スポーツ杯お盆特選競走」は15日に優勝戦が行われた。1号艇の益田啓司(41歳=福岡)がインからコンマ09のスタートを決めて1マークを先マイ。マクリも差しも許さず完勝。今年2回目、当地では初優勝を飾った。
===
進入は123/456。
スリットはほぼ横並び。こうなれば1コースの益田が1マークを先マイ。2コースの原田才一郎が外を握って攻め、3コースの塩田北斗が差し構えも、益田はどれも許さない。インモンキーを決め、主導権は渡さなかった。バック直線で単独先頭へ。その後も、他艇の水しぶきを浴びることなく周回を重ねて、優勝のゴールラインを駆け抜けていった。
10戦7勝。初日後半からオール2連対をキープ、抜群の安定感だった。
レース後「試運転で、なんとかいけるんじゃないかと思った。いいエンジンなので、合えばもっと出ると思いますけど、僕の中では最大限の良い状態でのぞめたと思います」と、仕事をやり遂げた男は納得の表情で振り返った。
通算優勝は25回目。ただ、若松では意外にも初優勝。「素直に嬉しいです。できないなぁと思っていた。すごく長かった」。2001年の5月に、ここ若松でデビューして20年近く。待望の美酒。味は格別だったに違いない。
今年の優勝は、1月浜名湖以来2回目。
次走は福岡一般戦へ。来月末には、児島のGI周年へ。「これからも一走一走精いっぱい走りますので、ご声援よろしくお願いします」とファンへメッセージを送った。
===
※この文章を他のホームページ等へ、無断転載することを禁じます。
(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 4102 | 益田 啓司 | 1'49"9 | 逃げ |
2 | 2 | 5028 | 原田 才一郎 | 1'50"6 | |
3 | 3 | 4566 | 塩田 北斗 | 1'52"8 | |
4 | 5 | 4155 | 長野 壮志郎 | 1'53"9 | |
5 | 4 | 4413 | 水摩 敦 | ||
6 | 6 | 3726 | 桂林 寛 |
枠 | スリット | ST |
---|---|---|
1 | ![]() ![]() |
.09 |
2 | ![]() ![]() |
.10 |
3 | ![]() ![]() |
.11 |
4 | ![]() ![]() |
.06 |
5 | ![]() ![]() |
.09 |
6 | ![]() ![]() |
.07 |