若松ボートの「ひめちゃん杯」は15日に優勝戦が行われた。5号艇の山地正樹(43歳=岡山)は前付けの2コース戦。1マークは、3コースからトップスタートを切った山口修路がマクリ狙うも、インの上野真之介が抵抗して両者大きく流れていき、この展開に山地が差して1着。今年初優勝。
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どんよりとした黒雲から雨粒が降る優勝戦。スタートラインに対して追い風5m。
コースは15324/6。インで期待を背負った上野のスタートはコンマ20で後手(5番手)。前付け山地がコンマ15。3コースの山口が鋭発、コンマ12のトップスタートを切った。準優でも3コースマクリを決めたこの山口が、ここも1マークに攻め込もうとした。ただ、インの上野が抵抗抵抗。意地でも3号艇にはマクらせないといわんばかりに、1マークを先マイしながらオーバーターン。外側にぶっとんでいった。マクリは封じた。マクリは。ただ、1マークブイ際は、ガラ空きだった。
差してくる艇は“待ってました”の絶好の展開だった。一艇、二艇、三艇と差し狙ってきた。その中で、前付け2コースで、一番差しの位置にいた山地が、最初に抜け出し、バック直線で単独先頭に。勝負は決した。
レース後、「(1マークを)冷静に回れたことが勝因かな」と山地は振り返った。次走丸亀GIIMB大賞へ向かう。
2着に岡田憲行。3着に山口。一日中雨が降り続いた最終日、優勝戦は3連単330倍台の波乱の配当で幕を閉じた。
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(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
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枠 | スリット | ST |
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