若松ボートの「日本トーター杯BTS北九州MD開設14周年記念競走」は7日に優勝戦が行われた。インからゼロ台トップスタートを決めた1号艇の岩瀬裕亮(32歳=愛知)が1マークを先マイ。他艇を突き放して独走。前走の浜名湖に続く今年2回目の優勝を飾った。当地では初。
===
白の勝負服が颯爽と駆け抜けていった。
2コースの明石正之がヘコむスリット隊形で、壁の無い状態のイン戦となったが、トップスタートをきっちりと踏み込んだ岩瀬は誰も先には行かせない。3コースからのぞいてきた大橋栄里佳を牽制しながら高速インモンキー。マクリも差しも許さず、他艇を完封。日曜の夜の優勝戦、多くの人が舟券を託したであろう期待に応えるVゴールを決めた。
2着に出畑孝典、3着に大橋と福岡勢が続いた。
初日12Rドリーム戦こそ、出畑に敗れるイン戦となったものの、その後は安定した走りでシリーズを牽引。予選はトップ通過。準進戦、準優としっかりと1号艇で勝ち、ラストも自慢の速攻戦で他を黙らせた。「今日は戦える足になっていました」。序盤不安のあった足も、大一番までには改善させた。
若松では初優勝。水面には「あまりいいイメージはなかったです」。昨年、人気を背負う準優1号艇でマクリに屈して苦汁をなめたこともあった。「(今節Vで)良かったです」。
これで前走の浜名湖に続く今年2回目の優勝。「いいリズムなので、この調子でいければと思います」。
次走は宮島一般戦、その後、2021年のSG開幕戦・ボートレースクラシック(福岡)へ向かう。
===
※この文章を他のホームページ等へ、無断転載することを禁じます。
(文:吉川)
着 | 枠 | 登番 | 名前 | タイム | 決まり手 |
---|
枠 | スリット | ST |
---|